ちょっとした用事で横浜県に行かねばならなくなった。
渡航手段を検討したが、新幹線は高いし、高速バスはすぐ予約が取れないしそもそも密だしであまり優れているとは言えない。
(ピコーン せや!バイクで行ったろ!(名古屋人特有のマイカー主義)
下道使ってる時間もないので今回は高速道路で駆け抜けよう。正直このオンボロで長時間高速乗ったら発火でも起きそうで怖いのだがまあ何とでもなるはずだ。念のため三角表示板(エマーソンのやつ)を持っていき覚悟完了。ちなみにコミネのヘルメットに被せる奴 は規格不適合品なのでこれでは違反となる。一応、「近づいてきた警官にお目こぼしをもらう」という不確実な効果はあるみたいだが。
Day1~Day2
深夜割引を得るため仕事終わりに出発する。空いてるし涼しいしいいことずくめ。しかし3車線をトラックが埋め移動式バリケードを形成しているためイキって高速走行することはできない
風圧やら振動やらで一時間程度経過すると体が限界を迎えるため適度に休憩しつつ行こう。バイクは女の子なのですぐに疲れてしまう。まだまだ功夫が足りん。
前々から行きたいと思っていたドライバーズスポットで休憩。
静岡名物?おでんを食らう。味は・・・普通だな!
富士周辺で戦車が陸送されてた。
横浜エリアに到着・・・なのだが首都高速がオリンピック価格になっており、距離にかかわらず問答無用で1000円値上げされるという地獄のような状態と化している。横浜は東京なので(共通認識)課金対象だ。なので東名を降りて残りの下道をトコトコし横浜(の田舎のほう)へと向かった。時間は0時を過ぎたところ。深夜割引も得られて気持ちがいい。
翌日。用事も済ませ、あとは帰宅するだけ・・・なのだがこのまま脳死東名高速で帰るのもゲイが無い。ここは一つ寄り道でもしねか?ってことで
中央道ルートを通って松本方面に向かい、ホテル(12時間パック)で就寝。明日から観光いくべ。
Day3
松本といったらもろちん松本城だ。日本に数少ない現存天守の中では、姫路城の次くらいにデカい。
60分待ち、あっふーん・・・
じゃあな!(撤退)
お盆なのでちょうどハス様の開花時期。水路を埋め尽くすほどの花が満開となっていた。
さて、あとは下道でゆっくり行けば夜までには帰れ・・・
あのさぁ・・・
中山道、飯田街道、41号線全ての道に雨雲が関所のごとく立ちはだかっておりどうあがいても全身水浸しになることは確定的に明らか。
せや!長野方面に向かったろ!(気さくなチャート変更)
長野名物は数あるが、今一番興味があるのは蕎麦だ。当職は出汁、返しを自作する程度の蕎麦好きであり、前々から日本三大蕎麦の一つ、戸隠そばを食べてみたいと思っていた。蕎麦の名産地は多くの場合寒冷地でほかの穀物が生えないエリアであるため、夏に行くと避暑地としてもちょうどいい。というかそこそこ高地の松本市ですら30度に達してるんですが大丈夫なんですかね・・・
長野市はサクッと通過し、
七曲りと呼ばれるヘアピン道を通り戸隠へ。
人の侵入を拒むかのような激坂激曲がりで、二速でもヒイヒイいうレベルの区間がある。スピードを出しても死ぬし、エンストしようもんなら足を付けて停車できる気がしない。きわめて神経を使う区間だ。
というかここ下って帰るのか・・・(絶望)
そんなこんなで蕎麦屋に到着。そばを頂こう。
うまっ!
おびなたの乾麺に近い歯ごたえと香りがある上品な麺だ。つゆもいい感じのかつおだしが決まっている。試行錯誤しても家庭でこの味が出せないんだよなぁ。
そばの収穫時期は8月と10月の二回あるそうで、なんでも10月のほうが上質なそば粉になるらしい。秋まで覚えてたらもう一回食べにこよう。
腹ごなしに近隣のDB峠に。特に見どころがあるわけじゃないがその分人がいないので素敵。
夕涼みも済んだし長野市内のネカフェで一泊しよう。
デヤーーッ!(謎の声)
グワーーッ!!(激坂)
Day4
まだまだ雨雲が残っているが、長野も雨雲に覆われそうなので覚悟決めてそろそろ帰った方が良さそうだ。
なお、この後の長雨で岐阜、長野方面の道路は寸断され脱出不能と化したためこのタイミングでの帰還は正解だった。
帰るついでに道中を観光しよう。戦国好きならおなじみ、川中島の合戦は長野周辺で行われた。
武田信玄(本物)が突撃してきた上杉謙信の刀を軍配で受けた有名な逸話はここで発生したらしい。
上杉謙信は二回攻撃のスキルを持っていたようで、攻撃回数より刀傷のほうが多かったらしい。さすが人間辞めているだけある。
見るもの見たし中山道を通って名古屋へ。
見てくださいよこの空!こんなきれいな色した天気が悪いことできるわけないじゃないですか!
ほ、ほーっ、ホアアーッ!!(発狂)
こんなわけで僕の信州ツーリングはクソミソな結果に終わったのでした。
次はいつロンツーできることやら。