趣味は多い方がいい

バイク(GSR250S)とカメラと自転車とキャンプと旅行。ほかにもいろいろと。淫要無。

琵琶湖方向音痴ツーリング

ちょっと岐阜の方まで用事ができたので、ついでに東海の西の方にも足を運んでみよう。

なんでも名古屋県の西のそのまた西には世界の果てを示す大きな湖があるらしい。湖ごときに水平線があるなんてありえないっしょ(笑う)ということで見に行ってみよう。

PUI PUI 座席盛ルカー

ツーリングから日々の買い物まで付き合ってもらっているGSR250Sだが、シートが低すぎるせいかどうしても下半身が窮屈になる。姿勢のズレを受け止めて不自然にひん曲がっている足首くんが乗るたびに悲鳴を上げるので、故障する前になんとかしよう。いやほんと痛いんで無理っす(棒読み)

というわけで適当な上げ底を購入してシート高を変えたいところだが、あまり高くすると乗った状態での後退に支障をきたし、家の駐輪場から脱出できなくなる恐れがあるので、買う前に一度試してみよう。

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取り出したるはダイソーの巾着袋と気泡緩衝材(正式名称)。これを、

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巾着に天地万物ぶち込み、

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適当な滑り止めを挟んでベルトで縛って完成だ。凄みを感じる外観(婉曲表現)になったがどうせ乗ってる間は見えないのでヨシ!

岐阜→関ヶ原へ向かう

f:id:kamoeel:20210410222850j:plain 名古屋の植民地、東京でいう埼玉こと岐阜を目指し22号線を疾走する。googleサジェストに「やばい」と出ることでおなじみの尾張小牧ナンバーと本家名古屋ナンバーの領域であるこの近辺は何でもアリの交通無法地帯となっており、3車線を蛇行してぶち抜くSUVシグナルダッシュで右折する軽自動車赤色黄色に見えるドライバーなどが織りなす平和な日常が繰り広げられている。(ほのぼのスラム)

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途中、新幹線と並走したりつつ、

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関ヶ原方面に行く。にしてもこのエリアは「関ヶ原」「墨俣」「美濃」など戦国時代な単語が多く出てきて感動する。その頃の関東は野蛮な坂東武者共が殺し合ってただけなので戦国時代の著名どころはあまりなく、こういった所から文化の違い感じちゃう・・・
と言いながら史跡には目もくれずノータイムで関ヶ原バイパスへINする。じゃあな!

琵琶ん湖ぉ^~

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道の駅に駐車し、早速琵琶湖を観にいく。

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ウーン...
道の駅付近は防風林で覆われており視界がイマイチだ。あと食堂が観光地価格
ただでさえ対岸まで近めのエリアなのにこれじゃ台無しだぁ...どうします?
ピコーン)そうだ!湖岸沿いを走って適当な展望台を見つけるナリ!どうせ観光地だし腐るほどあるでしょ!ということでビワイチの看板を目印にほらいくど~

30分後・・・

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道間違えた(池沼)

慌てて引き返そうかと思ったけど、信号ないし、流れ速いし、快走路で気持ちいいしやめられないんだけどwww(バイク症候群)

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敦賀

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迷いこんだ先は日本海側の玄関口、敦賀港。一部の勇敢な人はここで北海道行のフェリーに乗り換え、日本海の屈強な荒波で三半規管くんの耐久試験を行うことで知られている。 以前北海道で会った兄ちゃんがSIYみたいな状態になったって言ってたから間違いない。

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今でこそあまりパっとしない地方都市の敦賀だが、国内、国際輸送の要で、日本に電車ができた時は真っ先に整備計画が持ち上がるほどの重要拠点だったのだ。

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港湾都市特有の赤レンガ倉庫も完備。

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再び琵琶湖へ

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今度はちゃんと間違えずに到着した。先ほど間違えた分岐を確認したが、別に琵琶湖行きを示す看板があるわけでもなく、自転車道のロードサインや地名から推測しなければならなかったようだ。難聴難視のホモには少し難易度が高かった。

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うーん、でかい(ヒーロー並の感想)

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その昔敦賀から伸ばした鉄道はこの辺りが終点だった。ここからは山が険しく当時の技術では線路を引くのが難しかったので、じゃあどうするかというとわざわざ琵琶湖を船で横断して関西方面に向かっていたらしい。
それからたった100年ばかりで付近の山はガン掘りされて穴(トンネル)だらけになり、鉄道やらバイクやらが気さくに通れるようになったんだから技術の進歩は偉大だ。

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伊吹山(冬季通行止)を眺めつつ帰宅する頃には夜になっていた。
本日はナビを使わず移動したのもあり多少(過少表現)迷ってしまったが、これくらい無計画な方が楽しいので良しとしよう。

シート盛りの効果だが、足首の痛みがなくなり、微/強でしか使い分けられなかったリアブレーキがまともに使用できるようになり、ガッツリニーグリップもできるようになった、といいことずくめだった。実験は成功だ!