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高速道路の迂回走行について考える

高速道路には迂回走行という規則がある。

 

条件を満たせば走行経路を自由に選んでよい、という趣旨の制度であり例えば東京名古屋間を移動する場合に総距離の違う東名、新東名どちらを使っても同じ料金になるのはこのルールのおかげである。

 

割引が適用される条件が迂回ルート入口ICと出口ICの最短距離の二倍までであることから俗に二倍ルールと言われているのだが、この二倍という値は実際大きいため工夫すれば楽しいルート取りにできそうだ。

 

ということでこの制度をうまく利用してガソリンを燃やし地球にダメージを与えるプランを考えてみる。

 

ルールの確認

「条件を満たせば」と書いたが迂回走行(というか割引全般)のルールはマジで複雑怪奇となっている。

その辺りを説明した神のようなページがあるのでそこから今回の遊びに関係ありそうなルールをピックアップすると、

こんな感じだろう。

 

計算例

以上のルールを満たすようにプランを考えてみた。ちなみに、NEXCOのルート案内は複雑な経路設定に対応してないようで今回のようなアホルートは検索不可となる。仕方ないね。

 

東京IC→海老名JCT圏央道→八王子JCTで中央道→岡谷JCTで名古屋方面→名古屋IC

迂回走行で話題に上がる中央道経由のルート。諏訪湖SAや中央アルプスが見れるので観光道路として普通に楽しい道だ。料金は東名を使った場合と同じ5890円。

 

NEXCO公式の走行距離は385km。東名間最短距離は314kmなので実はあまり差がない。

 

東京IC→海老名JCT→久喜JCT→岩舟JCT→高崎JCT→藤岡JCT→更埴JCTで名古屋方面→名古屋IC

東京から名古屋への限界遠回りルート。距離は599kmでギリギリ二倍ルールの範囲内に収まる。はず。

軽井沢、北アルプスなんかが見どころ。誰か試して(他力

 

ちなみに横着して首都高経由で練馬や埼玉から乗ると、「埼玉から圏央道で南下して東名に行く」と計算されその分料金が加算されるので注意。

 

名古屋IC米原JCT敦賀JCT→吉川JCTから大阪方面→吹田IC

名古屋→大阪の遠回りルート。前述の通り京都縦貫道は通れないため福知山から回る。

350km位で最短距離(190km)の二倍ルールの範囲内。もちろん東京名古屋のルートと組み合わせるのも可。

 

実践編

兵庫へツーリングに行き、姫路近辺の龍野西ICから名古屋に帰る工程だ。
とりあえず山陽道から大阪方面に向かう。

 

通常は神戸JCTを大阪方面に向かう所だがここでハンドルを左に!舞鶴方面に向かう。

 

丹波山地雄大な山景色から若狭湾と眺望がとてもよろしい。おまけに大阪周辺の渋滞に巻き込まれないので精神的な満足度は爆上がりとなる。

 

なお舞鶴道に割とある乗り直し料金据置のICで一旦降りてしまうと迂回走行とはみなされなくなるのでNG。

 

米原辺りまで来ると名古屋の案内板が見えてきた。後は迷わずに行ける。

 

名古屋ICで退散。料金は4400円(休日割引)。

NEXCOで龍野西→名古屋を検索すると4050円のため、迂回走行として認定されたようだ。

しかしこの350円の差額は何が起きてるんですかね?名二環の初乗り料金?

 

総括

運転めっちゃ疲れた(小並感)

 

ちなみに、ルート構築もっとガバガバでいいんじゃねと思うかもしれないが高速道路には定期的にETC受信機がありキッチリ経路が把握されている。そのため事前に下調べしてから迂回走行することをお勧めする。