趣味は多い方がいい

バイク(GSR250S)とカメラと自転車とキャンプと旅行。ほかにもいろいろと。淫要無。

スズキ試乗会行ってきた

試乗をしよう(提案)

 

 

某所で秋の試乗会をしてるらしいので大型バイクの品定めがてら行ってみよう。

 

まずは早起きして東名高速で一気に静岡へ。ところでオイル交換ランプが点灯してるんですがそれは大丈夫なんですかね(整備無計画)

 

関係ないが寒くなるとシートにしわ(53)が寄る。走行に支障はないけど気になるなぁ。

 

 

遊びに・・・来ました・・・(舐めプ)

 

スズキ系のショップなので今回はスズキ車てんこ盛りだ。なお先導はZX-14R(謎)

 

ということで乗った感じのインプレ的なのを垂れ流すゾ。けっこう忙しかったので写真は少なめ。許してや城之内・・・

 

Vストローム650

買い替えの本命Vストくん。SV650と同じV型二気筒で69PSという程よいパワー。

ミドルクラスで万能選手と思われるがいかほどか。

 

ハンドル周りはこんな感じ。デジタルメーターにアナログタコ計、アップハンドルを備える。レイアウトのスズキ感がすごい(失礼)

 

足つき・ポジ

シート高835mmとアドベンチャーサイズだが一応両足かかとまで付く。(股下82cm、ブーツ着用)跨ったまま後退、の動きもちゃんとできる。

ポジションはもちろん直立スタイル。タンクがデカいため膝の収まりがよろしい。

 

走行感

とても優しい(小並感)

 

クソデカシートに腰かけて3~4速あたりでダラダラ流しているととても快適。エンジンにクソ余裕があるので振動も音も非常に小さい。これもう半分乗用車だろ。

クソデカスクリーンは首~顎から下をガードしてくれるしサスがしっかりしてるのか路面の凹凸も全く感じない。工事中のボロボロ路面も全く快適に走れた。これもう半分ベビーカーだろ。

 

とはいえ大型の端くれ、ガバっと開ければ大型なりに非情な加速をする。ライダーを置き去りにして吹っ飛んでいくようなドッカン加速ではないが免許証の範囲ではまず不自由しないだろう。

 

ハンドリングはGSRとだいぶ似ている。基本は車体の直進安定性と車重で突っ込み、曲がりたいときはライダーがまっがーれ↓と指示を出して初めて動き始める。(バンクに)入っちまえばもうなんともないんだけどね(インに入れる専門家)

気になったのはブレーキで、タッチがなんかヘナヘナしてて適切なブレーキングが難しかった。

 

総評

基本は楽(星のDB)な上ガバ操縦も多少許容して刺激が欲しいときは回せばくれてやるジェントルマン。おまけに両足ちゃんと付くんだからネガ要素まるでねぇな??

 

欠点が無いのが欠点、と言えばその通りだが当職のように車も原付もバイクも一台で済まそうとすると曲者でない方がありがたい。ガッチリで優しそうな車体はロンツーにもぴったりだ。

 

モビルスーツで例えるとガンダムヘビーアームズ

 

NORDEN 901

わし「あー今日も試乗たのしかったな、早く帰って宿題しなきゃ」

店員兄貴「まずうちさぁ・・・Nordenの空き枠あんだけど・・・」

わし「えっそれは・・・」

店員兄貴「のれよ!(GTASA)」

 

 

デカすぎんだろ・・・

 

チェーンソー屋が生み出した謎のコンセプトモデルがうっかり市場に流通した謎のバイク。KTM 890系のエンジンを利用しており889ccパラツインで108PSを叩き出す。100馬力超えはやだ怖い・・・

 

デザインの異形感がすごい。つまりスズキだな!(判定)

 

足つき・ポジ

ムリでしょ。(諦観)

つま先の母指球辺りが着く程度の足つき性。ゴーストップはとにかく苦痛だ。

 

ポジションは直立系だが着座位置をタンクから拳1~2個分開けないとシフトレバーの足がつっかえ!る。山遊びするときに後ろ寄りに座るあの姿勢を街乗りでも維持する必要がある。お辛い。

 

走行感

トルクとレスポンスの鬼。

 

バカみたいなパワーがあるので精密機械のような操作を求められる。うっかりくしゃみでもしてアクセルをガバ開けしたら一瞬で刻の涙を見ることになる。というかフロントが浮きかけた。

シフトが異様に軽い上ショックがほとんどなく、「レバー空振りしたかな?」と思ったら入ってること多数。Nと2の感触違いも判らない。ワンミスで死ぬのに操作性が微妙という明らかな上級者向け機体だな。いや外観見ただけでわかるけど。

ちなみにクイックシフター付きだが絶対すっ飛ぶので封印した。試乗車壊すわけにはいかないからね。

スクリーンはVストよりわずかに低く首に風が来る程度。快適。サスのせいかオフ寄りタイヤのせいか路面のノイズをそれなりに拾った。

フルデジタル液晶でいろいろ情報が見れるっぽいけど試乗ではそこまでやらなかった。液晶の見やすさはなかなかGood。

 

意外だが操縦性自体は割と普通。スッと倒してサッと起こせる。

 

その他

アツゥイ! ヒュゥー、アッツ!アツウィー!、アツーウィ!アツー、アツーェ! すいませへぇぇ~ん!アッツ、アツェ!アツェ!

 

総評

こんなん乗りこなせるわけないだろ(大敗北)

バイクとしてお利口さんのフリは全然出来るが、乗り手が不慣れだったりやんちゃだったりを検知すると突然ライダーも路面も全てブチ転がしてやるという暴力装置に変貌を遂げる。

確かな技術と仏の心で自分とバイクを抑えないと893(公営or私営)に免許証取られるゾ。

 

あと顔面フラットのド迫力(グッドデザイン賞受賞)な外観はとても個性的で良い。道の駅の駐輪場でも一番デカくてキモい車両を探せばすぐ見つかるので便利。GSR250Sではそうやってる。

 

モビルスーツで例えるとユニコーンガンダム

 

SVARTPILEN 250

わし「すいません、この大型バイクをひとつください」

店員姉貴「あ・・・ごめんなさい それ予約一杯なんですよ」

わし「がーんだな・・・出鼻をくじかれた」

 

 

なんで?

 

GSX250Rとスヴァルトピレンに空きがあったので乗る機会が無さそうなピレンの方にしてみた。

あへあへロンツーおじさんなので元よりネイキッドバイクは購入候補じゃないし乗ったこともない。いい機会だしまあ時間を潰すくらいの感じで気楽に乗ろうかしら。

 

見た目はザ・ネイキッドバイクといった感じ。この頃流行りのお尻の小さなデザインだ。マス♂の集中化とか何とからしいが、積載性が下がるので別に好きじゃないよ(レ)

いわゆるスクランブラーなので両用タイヤが付いている。インドのMRF製らしいがコレ日本で買えるんですかね。

 

タンクに謎のキャリアが標準装備されている。純正タンクバッグをセットすることが出来るらしいが当然別売り(23000円)。なんでキャリアだけ付けた・・・?

 

足つき・ポジ

ベタ付きではないがとりあえず付く。シート高はVストと同じ835mmだが細い分こっちの方が余裕がある。そもそも車体がクソ軽いので付かなくても問題ないね。

 

ポジションはバーハンにちょい前傾で乗る感じ。ハンドルの絞りの無さ、シートの高さもあいまってクロスバイクに乗ってる感じがする。

 

走行感

めっっっっちゃ楽しいんですけど!!!11

 

まずエンジンをかけた瞬間から楽しい。当職は音も振動もなければ無いほど良いと思っているのだがこいつは例外だ。低回転のシャリシャリした音も高回転のブアアアアアアア音もノイズでなく効果音として身体が認識する。振動は車体から引きはがすような突き上げるものでなく体全体を震わすようでずるずるして気持ちがいい。

 

回したくなるエンジンという言い回しがあるが、まさにその表現が正しい。例えばGSRくんは特定の回転数帯で共振による振動が追加されたり、一定以上から高周波の音と振動が追加されたりと山あり谷ありの動作をするが、スヴァルトピレンは回しただけ回す前の特性が強化されるといった具合で不快になる領域が一切ない。より強い刺激が得られるので体が勝手に闘争を求める。

 

シフトの出来がいい。軽いクラッチとストンと入るペダル。ブレーキの出来も良い。フロントもリアも「思ったように」効く。伊達に高いパーツ使ってないね。

これもあって場面に合ったギアに上げ下げして加速、イキスギたらブレーキで減速、といった基本の動作がとても楽しい。ペダルに足を置く位置も完璧で足が窮屈になったり遠くなることもない。普通に座ってるだけで教科書通りの乗車姿勢になることのなんとありがたい事か。

 

ハンドリングも超楽しい。ワインディングでは曲がろうと心に思った時既に曲がり始めてる程ひらっている。「曲がった」なら使ってもいいッ!

意識して車体を倒すのももちろん楽しい。ギリギリまでコーナーを引き付けてからガッツリバンクしてみたり、一車線道路の右左折を小回りしてみたり、全てが思い通りに動くし恐怖心も一切感じない。オンロードタイヤに替えたらもっと楽しいと思う。

 

唯一ケチをつけるならサイドスタンドがやけに下ろしにくい点。エクステンションが売ってるみたいなので対策は可能だが。

 

総評

今日一番楽しかった(趣旨崩壊)

 

いくらでも回せるエンジンに運動性能と軽さ、そして250ccのセーブされたパワーと良好なブレーキからくる安心感は攻めた走りをしようという気にさせてくれる。しかもそのままフラットダートくらいは全然突っ込める前提でお出しされてるのでまだまだ遊びの範囲は広いはずだ。

ジクサー150が二台買えるお値段してる以外はPerfect。二台持ちできるお金と駐輪場があったら買ってただろう。危なかった。

 

モビルスーツで例えるとガンダムエクシア(1期)。

 

SVARTPILEN 401

わし「GSX-S1000あいてるやん!リッターバイクも試してみようかな」

店員兄貴「うちさぁ、401もあるんだけど・・・(スロットルを)開けてみたいでしょ~?(QVC)」

わし「確かにスズキ車はどこでも試乗できるしなぁ」

店員兄貴「のれよ!(天丼)」

 

ということで401くん。空が暗くなってきて時間巻きで進めたので写真はこれしか撮れなかった。

 

上半分は250とほぼほぼ同じ。フルデジタルのモノクロメーターと謎キャリア、バーハンの組み合わせ。見分けられるポイントは電子制御になってるのでスロットルワイヤが無いことくらい。

タイヤはスコーピオンラリーっぽい。これもデュアルパーパス系だ。250と異なりスポークホイールになっている。

 

足つき・ポジ

250と全く同じ。同じ車体だからそらそうよ。

 

走行感

ちょっと普通。

 

低速域は250で感じた美しいエンジンと異なり典型的なドコドコ単気筒のそれ。高回転で頭の悪いいい音が鳴るので250同様回したいけど高速以外で出来るんですかね(疑問)

コーナーで見せる謎のヒラヒラ感はなりを潜め、優しく曲がる、エンジンパワーでスッと再加速する、と大人の余裕を見せる挙動をする。ポジションと車体は同じのはずなのでこの違いはタイヤの違いか慣性の違いか、夢なのか現実なのか・・・

 

クイックシフターが付いているが街乗り回転数ではアップ時に多少ぎくしゃくする。逆にダウンはどの回転域でも優秀できれいに繋がる。ただ、普通にクラッチからのシフトチェンジよりペダルが重くなるため常用してるとブーツのつま先が削れるかもしれない。

 

総評

街乗りでは走る、曲がる、止まると何でもそつなくこなす優等生。悪く言うと無個性。お高い外車に求められるのってそういうのじゃないと思うんだけどなぁ(解釈違い)

 

高回転は爆発的な音で気持ちがいいが400ccだと使い所さんが無いのでもったいない。その辺りを天下の公道でも遠慮なく使える250の方が楽しめる、といった感じだった。

 

モビルスーツで例えるとジャスティスガンダム

 

完走した感想

スズキ試乗会です(疑惑の判定)

 

大型に試し乗りしに行ったらニーハンの謎バイクに恋して帰ってきた。これもうわかんねぇな?

 

好みはともかく軽二輪ネイキッドは明らかに自分の用途には合わないのでこの中から選ぶなら順当にVストになるだろう。

 

いうてまだ決めたわけではないし、今回オンオフ兼用車に偏ってしまったので機会があれば他ジャンルのバイクにも乗ってみたい。もうシーズンオフなので試乗会なんてやってないけどな!