続きだぜ。
Day5
出来る男の朝は買い出しから始まる。メッシュグローブだとなかなか寒いので気持ちいいモコモコ系のグローブが欲しい。この世のすべてが置かれていることに定評のあるトライアルには当然ある。
ガンプラも置いてあった。さすがトライアル。
阿寒摩周国立公園
まりもっこりで一世を風靡した阿寒岳を経由して南下する。無限に平地が続く道東では唯一と言っていい峠道だ。
観光客ムーブしたかったけど今日は時間が押してるのでここ見るだけにしておく。山を駆け下りてさらに南下する。
なんか見知った地名だと思ったら弟子屈ラーメンのとこだった。北海道のローカルチェーンだがナガシマスパーランドの近くになんでか一店舗だけある。なんで?
脂質と糖質を補給したらアフリカの国境みたいな直線道路をひた走る。
無限に続く。
少し窮屈だがホムセン箱がバックレストの役割をするためクルーザーのような後傾姿勢でだらんと走れる。機動力がほぼ失われるので北海道以外ではまずできないがとても楽ちん。
納沙布岬
ワールドマップ最東端。
宗谷岬と違い政治的にアレな場所なので思想、良心が自由に書かれた構築物が散見される。旅感はあんまりないな。
例えば海沿いのこの小屋は、
何かあった時のために銃眼が付いている。うそだよ。
岬に馬が放牧されている場所に立ち入ることが出来る。人懐っこくてかわいいね。
一応植物園として開かれている場所だがポニーくんはお構いなしにモッサモサ食んでいた。大丈夫ですかね・・・
無事に端っこノルマを達成したので今度は西に向かってひた走る。
その前に温泉でゆっくりしておこう。ここの温泉眺めがいいし安い。いい所。
筑紫恋キャンプ場
寒いって言ってるでしょ!!!(7℃)
お財布も同じくらい寒いので仕方ない。キャンプしよう。
北海道では珍しくお金(500円)を要求されるがその分人もいないし治安がいい。
薪も使い放題だ。連日の雨ですっかりびしょ濡れなのでストーブで強引に着火する(現場猫式解決法)
幸い人が居ないので炊事場を焚火場として使用できる。焚き火台とか持ってないので混んでたら詰んでた。
夕食はバイクで5分くらいのセイコーマートで購入する。かつて年越し宗谷岬をやった時と同じ思い出献立にしてみた。
びしょ濡れの薪は半端に火を弱めると催涙ガスを噴出する。一度弱まると体勢を立て直すのが困難なので強火を維持する悲しいマラソンが始まる。
夜になると突然霧まみれになった。この辺は「霧多布」の名の通り年間を通して霧が多く、その原因である寒流により一年を通じて寒い場所なのだ。なぜこんな所でキャンプを?
しかも敷地内には当然の権利のように害獣くんが侵入している。近すぎちゃってどうしよう。女性の悲鳴に例えられるクソデカ絶叫がうるせえ!
Day6
オッハー☆
自宅の布団以外ならどこでも寝られる当職、低温や鹿の生活音に囲まれようと実に快眠だった。
夜露・・・というか霧のせいであらゆるオブジェクトが水浸しになっているのでちょっと乾かしてから出発する。
今日もいい天気☆
釧路方面に向かう。
釧路湿原
今回最も行きたかった場所の一つ、釧路湿原だ。今日はじっくり観光するぞ。
圧倒的平坦。白マナ出そう。
道東の道路よりきれいに整備された木道を1時間ほど歩く。この時期は特に見どころさんがあるわけではないが日本とは思えない平坦具合が楽しい。
しかし真骨頂はやはり展望台から見下ろす絶景だろう。
でっか・・・
「北海道」と聞いて思い浮かべる未開の原野がそこにはあった。世界が見える。感動。
ぶた丼 とん田
少し(100km)移動して昼食を食べる。釧路湿原にあまりにも長い時間居すぎたのでもう15時だ。
北海道はとくさんが多いので実際何を食べてもご当地感が出る。
さて、そろそろ宿の心配をするか。明日は朝から雨なので今日は奮発してホテルに泊まろう。
しかし帯広にいい宿が無かったので苫小牧まで行くことにした。ビジホはお金かかるので下道使って節約しようねぇ・・・
なんだこの濃霧/Fog!?
カメラ補正とかでなくマジでこれ位の視界だった。街灯無きゃ終わってた。
霧多布を含めて十勝ではよくあることらしい。こわ。
ところで翌日は本格的♂雨天なんですがそれは大丈夫なんですかね。
Day7
ヌゥン!ヘッ!ヘッ!
ア゛ア゛ア゛ア゛ァ゛ァ゛ァ゛ァ゛
ア゛↑ア゛↑ア゛↑ア゛↑ア゛ア゛ア゛ァ゛ァ゛ァ゛ァ゛!!!!
ウ゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ァ゛ァ゛ァ゛ァ゛ァ゛ァ゛ァ!!!!!
フ ウ゛ウ゛ウ゛ゥ゛ゥ゛ゥ゛ン!!!!
フ ウ゛ゥ゛ゥ゛ゥン!!!!
どうして天気予報より悪化しているんですか(全ギレ)
本日夜のフェリーで帰るのでそれまでは何とかして時間を潰すしかない。全てを諦めてしゅっぱ~つ(ヤケクソ)
登別温泉
会いに行ける地獄。
入ったら死ぬレベルのお湯が気さくに湧き出ている。なるほどこりゃ地獄だ。
散策した後はイクラ丼で優勝する。うーん天国。北海道来て最初で最後の海鮮だった。
もちろん温泉も欠かさずに。観光客向けの1000円以上の高級宿がひしめく中この施設は地元のGood citizen向けでお安い。
一週間程シバき倒したうえ雨でボロボロになった身体に温泉成分がよう沁みる。
日が落ちるまでゆっくりし、苫小牧に戻ると巨大金属が浮いていた。のりこめー^^
1日くらい突っ立っていたら敦賀港に着いた。これにて工事、完了です・・・
完走した感想
寒かった。(小学生)
ある程度は予測してたし装備もしていたが台風で天候が変わってしまったため大きく計算が外れてしまった。昼間のわずかな時間以外は寒い、暗い、雨やばい、のいずれかの感情が常に付きまとっていたため集中して運転できなかった感があった。
でもまあ幸せだったのでOKです(単細胞)
じゃあな!