前回のまらすじ
(霧で)前が見えねェ
山荘にチェックインし荷物の整理やカメラをいじったりして時間を潰す。
さすがアルプス最大級の山小屋とあって携帯の電波が繋がっており、Webページを見たり会社のSlackを確認したりといった程度の作業をこなせる。実家のような安心感。
ゴロゴロしてたら晴れてきた。雨には至らなかったようで一安心。いざぁ・・・
山頂までの距離は大したこと無いもののクライミングが必要になります(恐怖)荷物は全デポして超軽装なのでこれで落ちたら笑えないよ!
この突き出た岩盤がアルプス一万尺で有名な小槍。こんな所でアルペン踊りを踊ろうもんなら基本逝く(一般見解)
ラストはハシゴ区間。変に垂直な分岩登りより怖い。
ここを登りきると・・・
筆舌に尽くしがたい絶景がそこにあった。
なんかもう、すごいね(語彙貧弱)
日本でここまで未開の地を見れるとは。
満足したら下界に降り、
食事をして(良い景色)、
入念に食事をしたら二日目終了。ここのご飯は当職の苦手なメnうy-だったので食料持参。
Day3
今日は帰るだけの簡単工程だ。夜中雨降ってたようだが晴れた(無敵)
帰る前にまずはノルマ。
\GORAIKOU/
ちなみに富士山も見える。日本画みたいな色使いだな。
後はもう一回槍に登ったりしてから帰る準備をする。
下界までのコースタイムは6時間位なのでだらだら行っても日があるうちに帰るのは余裕だろう。
途中まで稜線歩きができるルートがあるのでそっちから行く。アップダウンがあり多少きつくなるが常に風が吹きすさんでいる為ヘイト生物に絡まれないのがメリットだ。
帰りは右俣林道ルートを選択。行きより高低差はないものの所々落ちたら死ぬ岩場が待ち受けているのでそれなりに注意する。なんだかんだ累積20時間位は歩いているわけでもはや身体と感覚がズレており、なんでもない道でも転んだりする可能性は十分あるのだ。
徐々に人間の手が入った場所が増え、無事下山することができた。二日ぶりのアスファルトだ。
2日放置したVストくんの雄姿。ディスクブレーキが一瞬で錆びた。
さてあとは帰るだけであるが、3日間風呂なしで汗ダラダラの活動をした身体は脂やら汚れやらで浮浪者のおっさんもビックリの衛生状態になっている。
しかも困ったことに他の登山者もそんな感じなので鼻は早々にアホになり自分の臭いはさっぱりわからないときた。うっかりこのまま下界に降りるとその圧倒的な存在感(語弊)によってオクサレ様の扱いを受け討伐される事は必定なので登山客に理解のある(歓迎しているとは言ってない)付近のエリアで穢れを払って人間に戻る必要がある。
てなわけで日帰り温泉に。
良 き か な
良 き か な
文明のご飯!こうしてたまに人里を離れると暖かい食べ物に水の一滴まで存在している事のありがたみを思い出すことができるというものだ。
ありがたみ二号ことバイクに乗り颯爽と帰宅。
初めてのアルプス登山だったがとても楽しむことができた。いずれ他のコースも登ってみたい。