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Nikon Z6IIIが出たのでZ7II買いました

Z6IIIが発売したよ!!

 

 

・・・

 

 

こんにちは!Z7!!!

 

出たら買う」と言っていたZ6IIIが発表されたが(主に価格面で)合わなかったのでZ7IIを買うことにした。何を買うとは指定してなかったのでセーフ。これで当職も流行りのフルサイズ・ミラーレスの仲間入りだ。

 

ちなみに同時購入したのはFTZのみ。レンズ買う金無くなっちゃった(無計画)ので当分はFマウント専用機として運用する予定。

ともかく買って数か月、ツーリングにアウトドアにシバいたので(カタログではわからない)気になる点をインプレしていく。

 

小型軽量化

ハチゴー...(D850)と比べるとこの差。これだけでも買い換えた価値があるというものだ。

具体的なメリットとしてカメラバッグに下向き収納が出来るようになった。D850はほとんどのバッグでは全高が高すぎて入らず向きを変えるかレンズを取り外すかといった対応が必要だったのでとても太いメリットだ。

 

EVF、ライブビュー

ミラーレスの特徴であるEVFを完備。適正露出が事前に分かるのでとりあえず全てアンダーで撮って後から引き上げるといった謎ワークフローをせずに済む。ただし白飛び/黒つぶれ警告機能は無い。動画撮影時には表示可能。なんで?(困惑)

クロップ撮影時には自動で拡大してくれる。これも便利。Z7の場合DXクロップ時にもZ50と同等の2000万弱画素が確保されるため積極的に使ってよい。

モニタはチルト液晶。こっちの方が好き。D850ではライブビュー撮影のAFが弱くほぼ三脚専用機能と化していたが像面位相差AFのZ7では日常的に使える。

 

高級感、操作性

微妙。

D850にあったボタンイルミネーションやAFレバー、四葉ボタンといった操作系が無くボタン数も減っているのでアクセスまでの操作量が一段階多くなっている。失って思うがほぼ全ての設定項目に物理ボタンが割り当てられてたD850は凄かった。

あと肩液晶の表示項目が少なくAF状態、ホワイトバランス、画質モードなんかが表示されない。水準器やヒストグラム表示中はモニタにも設定値が表示されないため現在設定の確認手段が無くなる。

 

小指余り問題

小型化の代償としてグリップを握った際に小指の握り先がない通称「小指が余る」が発生する。本部以蔵も言ってたが重量物を支えるのに小指は大きな役割を果たしており望遠レンズなどの運用に不安がある。

 

せっかくの小型軽量をスポイルするがエクステンションを付けるのも手。右がSmallRigのL字ブラケット、左がニコン純正。

SmallRigの方は滑り止めの無い金属の上グリップと段差が出来るため握り心地が悪い。対して純正は完ぺきなホールド感と造形だが少々デカい。

 

FTZ時の手振れ補正が怪しい

前述の通りアダプターを介しFマウント専用機と化しているが、FTZの仕様として補正軸数が減少する、レンズ側に手振れ補正が付いている場合そちらを優先する、という2つの制約がある。

よほど最新のレンズ以外はZ7のボディ内手振れ補正の方が性能が高いのでとてももったいない。ボディを優先する選択肢が欲しかった。

 

また、レンズ内手振れ補正で理論上補正できない回転ブレのみボディで補正してくれる親切機能があるのだがこれも微妙で、雑に撮ってるとたまに暴発し凄い事になる。

回転ブレ補正が過剰反応した例

 

想定外の挙動をするので手振れ補正付きのレンズは早めにZマウントに移行した方が良さそうだ。

 

アイセンサーONからの画面表示遅い問題

覗き込みから画面が表示されるまでにタイムラグがあり、例えばサーキットのような「被写体が来るまでカメラを下ろして、近付いたら構える」動きをすると撮影可能時にはシャッターチャンスを逃す。

申し訳程度の対策として「ファインダー優先2」なるメニューも用意されているが10秒そこらで消えるため解決にはならない。オリンパスのアイセンサーOFF設定みたいに常時点灯してほしい。

 

一応適当なゴム片をアイピースに挟んで常時覗き込み状態にすることで対策できる。ただし画像確認や設定変更をする際のモニター自動切り替えが作動しなくなるのでトレードオフ

 

この問題はEXPEED7搭載機(Z6III、Z8など)での応答速度向上で改善している。(店頭で比較した)

 

バッテリー持ち

一眼レフ比で明確に劣る。仕方ないね。具体的には1日フルで使うと電池が切れる。

USB充電があるので1日の終わりに充電を忘れなければOK。電源OFF時の充電においては結構適当な規格でも対応している(2.4A出力のモバブにダイソーのAtoCケーブルの構成でも充電できた)

 

総括

小型化とEVFの恩恵が太い。手振れ補正はそれほどでもない。

 

手持ちのカメラバッグに入るようになったし適正露出も一目で分かるようになった。まさに令和最新版の撮影スタイルだ。威圧感を与えるクソデカカメラも好きだったがね。

一方で手振れ補正は良い結果を得られなかった。所有してるE-M1IIは片手で撮ろうが吊り橋で撮ろうが完全に止めていたので少々期待しすぎたか。

ただFTZの仕様上補正段数が減っていると思われるのでZマウントレンズだと補正性能が上がる可能性はある。つまりははよレンズ揃えろってことだな(金欠)