ふ~ゆが今年もやってきた(絶望)
驚くことに(棒読み)バイクという拷問器具は身体を動かさず走行風だけは浴びるという構造になっておりつまり冬にとても弱いのだ。
風による皮膚水分の蒸発や体温を犠牲に暖めた人体周辺の空気が消える事など要因は色々あるらしいがとにかくサムイということは間違いない。対策しよう。
My New Gear...
ということで奮発し電熱パンツ、シャツのセットを購入。既存の電熱グローブと合わせ全身電熱セットが完成した。
ちなみにそれぞれのサイズ感はLだと丈が短すぎ、XLだと腰回りブカブカといつものコミネサイズとなっている。身長178cm、BMI標準のありふれた体型の当職にまるで合わないのでコミネはデブ専疑惑が掛かっている。
また、これに関連してトゥウォーマー付きパンツの丈もだいぶ特殊なようで、ガラスの靴並みにピッタリフィットしない限り着用不能となる(一敗)。電熱系は試着出来ない事も多いのであきらめてノーマルパンツを買った方が良いかも。
という事で試乗に行こう。
気温一桁後半、曇り空の伊勢湾岸道を行く。名港トリトン付近は海沿いかつ標高のあるクソデカブリッジで一切遮蔽のない生の強風を味わう事が出来る。今回のような耐久試験にはぴったりだ。どの位辛いかというと気温差でGoProくんが落ちて記録できなかったほどだ(雑魚ガジェット)
橋上で左に弱バンクして釣り合いが取れる程度の強風を浴びてきたがこの気温なら弱モードでまあ余裕。特にVストで冷えがちな膝に発熱部あるのがうれしく、普段降車後にゾンビの体温になっている足が今回は人間の尊厳を保っていた。
鈴鹿スカイライン
12月中旬に冬季閉鎖される鈴鹿スカイラインを走り収めておく。紅葉シーズンは走り屋ごっこする車とバイク、紅葉狩りのクソ低速車が混走し路面左はヒルクライムの自転車と登山口までの歩行者が占有するなどと治安わるいわるいマウンテンと化しているが終わりかけの今日は比較的平和だ。
山頂付近はさらに温度が下がっている(8℃)がまあ舞える。紅葉の残党狩りも出来て満足だった。
夜
夜間走行も試した。時間は20時くらい、太陽光は勿論ゼロで道路上の温度計は5℃を差している環境下だがこれでも弱~中モードの組み合わせで全然余裕。高速も走ったがそれも苦痛を感じなかったし、なんならこのままロンツーに行こうかとすら思える位だった。
ちなみにVストの外気温計は11℃を示していた。なんだよ相変わらずガバガバじゃねーか。
その他インプレ
- 夜に使うと大迫真の光量を放つ電源ランプが視界にちらつく。周囲の車には航法灯のように映っていることだろう。
- 乗車時に上→下→右手→左手と計四か所起動するのが面倒っちゃ面倒。あとパンツのボタンは変な位置にあるので走行中の温度操作は無理。
- 降車時に二股ケーブルかバイクの電源かどっちを抜いたのか分からない。誤ったケーブルを抜くとバイクと身体がびんよよして危険なので指差確認必須。
- 走行中の電圧の降下は弱で変化なし~0.1vくらい、中が0.1~0.2v、強が0.2~0.3vぐらい変化する。
- 服自体の防寒効果は大したことない。
総括
一日走っても笑顔でいられる。これもう半分チートだろ。12V給電の電熱が効かない程の寒さはもう路面状況的に走行不可なのでこれさえあれば走れる道路は全て走れるといっても過言ではないだろう。
あとはサイズガチャさえ無ければなぁ・・・試着させて!