続きだぜ。
Day3

ツーリング職人の朝は早い。まずはしまなみ海道を北に向かい大三島へ。


名前の通りそこそこにデカい島ゆえさらに小さい島への乗り換え港にもなっている。という事でここから行ける場所と言えば、


大久野島だよね・・・!
元はただのしょぼくれた島だったが戦前に日本軍の毒ガスやらの研究所が置かれ、機密保持のために日本地図から消された歴史を持つとっても口マンある島。現在では、

わあ!ウサギさん!
現在ではその歴史とは別に島で飼われてたウサギがいつの間にやら繁殖しそこらへんに生息しているうさぎ島で知られている。生態系に観光客のえさが組み込まれている半野生状態のため餌やりも許可されている。かわいい!


ちなみに港でエサを売っているがおいしくないのか全スルーされた。攻略法を知ってる人は葉物野菜やデジタルスティックを持ってきていたのでその方が良さそう。


旧日本軍の遺構もそれなりに残っており定番の砲台や倉庫跡の他この島のメイン産業(無礼)である毒ガス研究をまとめた資料館もある(撮影禁止)
中には戦前のガスマスクや防護服に生産設備、ガスの外箱なんかが置かれていた。作った毒物はいちおう農薬やバルサンとして平和利用もされていたらしい。


元はリゾビ(リゾートビーチ)なのできれいな海、ちょっと登った山頂では瀬戸内のいい感じの光景を一望できる。星がきれいな場所なので島内の宿やキャンプ場を使って一泊するのも楽しそうな場所だな。

うさぎと戯れながら島を一周+毒ガス資料館見学+登山で約3時間位の工程だった。フェリーは1時間1本くらいのダイヤだが昼だけは2時間待たされるので注意。

次は大三島西部の大山祇神社へ向かう。この島のメイン観光地だ。
ここは平安時代から戦勝祈願の神社として有名であり数多くの武具が奉納されている。(撮影禁止)
展示数はそこそこだが、源義経、源頼朝、平教経、後村上天皇など時代の有名人物が奉納したと伝わる武器や鎧が大量に展示されており非常に見ごたえのある博物館だった。実在が怪しい人物である弁慶名義の武具があるあたり奉納者の真贋がちょっと疑わしいけど

神社本体は御覧の有様なので参拝せず撤収!

友人と別れ再度四国に戻り、バイクで宇和島に移動して本日は終わり。たまには人のいる観光もいいね。
宇和島ターミナルさんホテル
- 駅の目の前。公共交通で来ても便利そう
- バイクは屋根付きの場所に停めれる。
- 近隣にコンビニ、個人営業の飯屋が数件ある。チェーン店はない
おススメ度:高(また利用する)
Day4

はい(説明不要)
今日は日本有数の田舎こと四万十ぉ^~(気さくな清流)を巡る予定だ。頭上からも清流が降ってきてちょうどいいな(ヤケクソ)




この辺の映え・スポットといえばちん〇橋。洪水で沈む事を前提に柵や塗装を取っ払った無骨オブ無骨な橋だ。有名どころはいくつかあるがそれ以外も結構存在している為各々お好みな場所を探そう。


ここもツイッター映えスポットですね。(補完)
四万十ヤイロチョウの森

この辺はマジの日本有数田舎のため激レア渡り鳥の筆頭であるヤイロチョウの飛来地となっている。
巣を陸上に作る珍しい鳥で、猛禽類の制空権を利用し天敵から身を守るという面白生態になっている。なおそれ以外の天敵から身を守るため野生動物の糞を身体に塗って偽装するとか。言い訳不可(大迫真)


いちおう飛来地周辺に来てみたがまだ今年の飛来報告はないので実物を見る事はかなわぬ。にしても四国の道路はちょっと逸れるとすぐ片道0.8車線位の険道に変わるんですがそれは大丈夫なんですかね(予算不足)
それ以外の野鳥保護活動もしているようで、巣箱や植林などの報告碑がそこら中に建っていた。


という事で今日のチャレンジングな宿へ・・・
ライダーズイン中土佐

初ライダーズハウスです。この手の施設って相部屋上等、個人宅並に汚い部屋で貧乏大学生がひしめき合い仲良くやっている、といった偏見があるのだが高知においては県としてライダーズハウスの事業を行っておりお上の手が入る比較的一般的な環境で宿泊する事ができる。らしい。

当然屋根の下にバイクを駐輪可能。各部屋完全個室でシャワーとトイレ、コンセントも付いている。これもう半分コテージだろ。

寝具は有料有限のため持ち込みが基本となる。エアコンも付いている為薄手のシュラフとマットで問題なし。

海が目の前にある!今日は曇りがちだがいい日には星空も楽しめそう。
- レンジ、ケトル、食器など利用可能。
- Wifiは管理棟のみにある。とはいえのんびり突っ立ってると「歌えよ郷太!」と雑談に参加させる雰囲気があるので端っこでネットサーフィンするムーブは出来ない。
- 一番近いコンビニや飲食店まで20分くらい。事前準備必須。
- ソフトドリンクとカップ麺位なら宿で買える。
おススメ度:客層や適性によると思われる。今回は良かったが面倒なおっさんがいたら多分地獄
あまりコミュ力のない当職だがなんだかんだロビーで数時間話す程度には打ち解けることができた。学生時代の合宿を思い出すね。
いい感じに酒とつまみを楽しんだので終了。明日も四万十を巡ろう。