コミネマーン!新しい服よ!
ダッッッッッッ!!!!
主にサイズの問題で後回しにしていたライディングウェアの下半身だが、いい加減妥協して買うことにした。大体のバイクウェアはどういうわけかケツデカ課長体型を想定したようなサイズラインナップになっているので、対極に位置するヒョロガリもやしには肩身が狭い。
購入したのはLサイズ。痩せ型で股下81cmの体型だと丈に対してだいぶ布が余ってんじゃんアゼルバイジャンとなる。まあ裾が捲れて地肌丸見えになるよりはケツがブカブカになる方がマシだ。
前置きはともかく各部の説明をしよう。ポケットは左右モモ部分の二か所。長財布をブチ込むとぎりぎりチャックが閉まらない位のサイズ感。みんな大好きKOMINEロゴはここに印字されている。当然光る。
マジックテープのベルトが付いているためズリ落ちることはない。なお縫い付けられているので取り外して自前のベルトを使う、ということはできない。それができる程おしゃれな人はこんなの履かない
プロテクターは腰左右にウレタンっぽいやつ、膝部分にハードタイプが入っている。履いた状態で走ったりしゃがんだりしてみたが膝の稼働部位が妨げられることはなかった。またプロテクターの隠れた利点として、ローアングルで写真撮るときに膝立ちになっても痛くない、というのがある。肘プロテクターと組み合わせれば地面でヨツンヴァイン撮影をしても安心。完全に不審者だ
メッシュ部位は前面がモモと脛、背面が膝裏と腰回りになっている。メッシュ面積は多くないが、そもそもカウルで防護されがちな部分なので風通しはあまり期待できない。むしろ汗の排気用と考えた方がいいのかもしれない。
この辺りは走ってみないとわからん。ちょうどいい天気だし早速ツーリングで検証してみよう。
真夏の昼の名古屋(35℃)
アツゥイ! ヒュゥー、アッツ!アツウィー、アツーウィ!アツー、アツーェ!
梅雨そのものを吹き飛ばす程の大猛暑がコミネマンを襲う!特に膝のハードプロテクターは明確に風を遮るためとにかく暑い。
メッシュ生地はスネにわずかに風が当たるものの気休めでしかなく「無いよりはマシ」程度の性能だ。適当なジーパン履いてるのとあんまり変わらない。
一方ライディングウェアッ!としての性能は普通に優秀で、滑りにくいケツと股間、風圧の防御性能、ニーグリのしやすさなど良好なパフォーマンスを発揮する。
道の駅関宿
ライディング性能は完全に理解したので、次は街歩きして下車時の性能を確かみてみよう。
東海道の宿場町、関宿は江戸情緒が残る街並みなんだとか。当然車の乗り入れは不可(出来ないとは言っていない)なので歩いて探索することになる。
重い(当然の結果)
転倒にも耐えうるハードプロテクターや丈夫な生地もバイクに乗ってなければただの足枷に過ぎない。Tシャツ一枚で歩く観光客の中黒ずくめで太陽熱を吸収し熱波を放つ重装コミネマンの姿がそこにはあった。
宿場町の雰囲気に昭和レトロを添加した謎の空間で見ごたえはそこそこですね(適当)
後はいつもの道の駅埋めをしつつ帰宅した。
一日中着て走り回った感想だが、「真夏にバイクなんか乗るな」ということですね!
多少の工夫では温暖化と化した地球で生き残ることはできない事がよく分かった。服の調節でこれ以上を求めるのは無理なので、あとは根性と水分補給で補おう(体育会系)
一方、パンツにあまり風が通らないということは春秋に着ても問題ない、ということでもある。ライディングウェアとしては普通に有能なので着られる期間が増えたことは喜ばしい事なのかもしれない(ポジ)
とりあえず壊れるまでは使ってみよう。